柔道 「払い腰」の技・テクニックのコツ・ポイント 11

「柔道 「払い腰」の技・テクニックのコツ・ポイント 11」のまとめです。

引き手で相手をしっかり崩してますか?引き手の手首を返して自分の頭の後方に引き上げてください。
同時に釣手で相手の脇に肘が当たるように釣り上げてください。
そうすれば相手は爪先立ちの状態になりますのであとは相手の足を払うのです。
この時の払う足にも気をつけてください。
相手の外側の踝を払うように心がけてください。膝を払っても相手は踏ん張って逃れられます。
あと、払う時の足も親指に力を入れて真っ直ぐ伸ばしたまま払ってください。
膝が曲がっては払う力が半減しますので。

「払い腰」というと、つい足をつかって相手を払いたくなります。
特にその意識が強いと相手の膝や太もも辺りを払う人もいます。
実際はもっと下の方。
相手の「くるぶし」あたりで良いのです。
相手の上体を崩し、少し「釣り上げる」感じで足裏にかかる体重が軽くなった所を払ってやるのです。
あまり相手と密着してしまうと払った際の効果が薄れますので、適度な距離感で相手の上体(重心)を崩し、前へ崩すか、あるいは横へ崩すかしてやれば、払う力はそう必要ありません。
マンガでバナナの皮を踏んで滑るように、相手は滑るように中に浮きますので、そこをコントロールするのです。

やっぱり相手より先に奥襟をつかむことかな。
あと透かしを恐れず先に技を仕掛けるくらいかな。