ボクシング 「フック」の技・テクニックのコツ・ポイント 2

「ボクシング 「フック」の技・テクニックのコツ・ポイント 2」のまとめです。

まず左フックなど腕を曲げて打つパンチは体に近い方が足腰の力も加わりやすくて体重が乗りやすいので自分の体に近い方が威力が増します。そして使うのは肩、広背筋、上腕二頭筋などです。勿論腹筋、背筋、下半身そして首の筋力もパンチをより強く振り抜くのに更に助けになりますし、手首の筋力が強ければパンチ全般が重さを増します。
フックは肩と広背筋の筋力も重要です。

それと打ち方ですが、最初に言った様に、自分の体に近いほど威力が増しやすいのがフックです。つまり、腕を伸ばしたり、早く対象を殴ろうと急いで前のめりになったりとバランスを忘れてパンチを届かそうとすれば必然的に腕のみで殴る事になり、体重も乗らず体も浮いてしまうので威力がかなり落ちます。しかも、強く打とうとする方で間違える事がありますが、体を先に回転させて後から腕が付いてきてしまう場合も体重が乗り切らず、ちゃんとしたフックよりも弱くなります。接近しすぎて対象物が体の真正面にパンチが当たる前から来ていたりしたら体が後ろにのけ反り、またまたパンチに力が入りません。

あまりにパンチに力が入らない場合はまずフォーム、打つタイミング、距離などを見直した方がいいかも知れません。もしかしてフックを強く打とうとするのに深く踏み込みすぎたりしていませんか?もし違っていたらすみませんが、フックは助走は一切必要ありません。遠すぎたら相手に対して一歩踏み込み易くする為にジャブを打って、フックを打ち易い、そしてちゃんとしたフォームで当たる距離まで詰めてから打つのが基本です。

あまりに弱すぎるパンチは筋力の弱さよりも技術、フォームなどの悪さが高い確率で原因です。腕や肩だけで打つのではなく全身で。イメージが上手くつかめない場合は肩ではなく胸筋で打つイメージがいいかも知れません。それと縦や横の両方をやってみるのもいいと思います。ちなみにドネアやタイソンなどのフック系が得意な強打者は縦拳で殴ります。というよりアメリカではフックの基本は縦拳で打つのが基本です。

KOなら顎を狙いましょう、
正面じゃ効きづらいので、フックで顎の側面にぶち込みましょう。