合気道 「受け身」のコツ・ポイント・方法 1

「合気道 「受け身」のコツ・ポイント・方法 1」のまとめです。

ひとつの方法は、固い場所で、ゆっくり行う、です。柔らかい場所だと勢いでやってもだいたい大丈夫です。なので、そのままどんどんやっていると打っているので痛くなります。固いところでゆっくりやると、体のどこがぶつかっているのかよく分かります。そこをやわらかくぶつからないように練習してください。慣れれば、固いところでも問題なく受け身がとれます。

前回り受け身をするときは、例えば左足と左手が前の場合、まず左手の小指の外側全体を畳に接触させます。
次にできるだけ両足の膝を曲げて全身を低く構え、そこから左手の小指の線、左肩、背中、右の腰の順に、肩から背中にかけて斜めに線を引くイメージでゆっくりと転がってみてはいかがでしょう。
できることなら慣れるまでは畳の上でした方が良いです。
それともう一言。受け身をするときは背中を丸めて自分のヘソを見るつもりで顎を引くことも大事です。

受け身の補助練習として壁を使います。

まず壁から少し離れて両手の平を壁に付けたままスクワットをします。

スクワットの上下に合わせて手の平も壁を摺って上下します。

次にスクワットでしゃがんだあと立ち上がる途中で身体を丸めながら手の平を止めて肘を曲げて自分の後頭部を壁に付けようとします。

無理しなくて良いですが慣れてくると後頭部からそのまま背中まで壁を摺るようになります。

これは壁を地面に見立てた練習で膝の曲げ伸ばし身体の丸めお尻の立ち上がりなどの調整が何度でも繰り返し出来ます。

まず、受身を取るときにきちんと半身の体勢になっているでしょうか。立ち上がった状態からの受身が難しければ、膝立ちの位置から確認を進めたほうがいいです。膝立ちの位置から手をたたみにつけていきますが、そこでこぶしを握った形でたたみにつけたほうが、回りやすく安心感もあるかと思います。(私は手刀を立てた状態でつけるように教わりましたが、今は初心者の方にはこぶしをつけるように教えています。)
そして必要以上に回ることに神経を寄せる必要は無いです。と言うか、回ろうとしすぎて、かえってスムーズな導入になっていないケースがありえます。自分の帯を見ていくつもりでしっかりとあごを引き、後ろに残した足で思い切り畳を蹴りましょう。蹴る気持ちが無くなんとなく回ろうとすると回転速度が出ず、余計に回りにくくなったりします。受身にはある程度回転速度が必要なので、最初はこわごわ回りすぎてうまくいかないケースがあります。