合気道 「回転投げ」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「合気道 「回転投げ」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

回転投げは習字の永字八方のように合気道の特長的な動きが含まれています。

開祖自身『回転投げは実際は使えない』と言っているようにあくまで稽古法であり、実際は襟首を掴んで引き倒すなりすれば良いわけです。

ですから投げようと思わず受けの動きを引き出してやればスムーズに出来ると思います。

実際に使うなら、片手突き回転投げでしょうが、技の術理や感覚を覚えるなら片手取り回転投げでしょうね。

大雑把に言えば

①天地投げの地の構えの要領で、相手を崩す

②低い位置での体の転換の動きで、相手の側面に入る

③同時に相手に掴まれた腕を切り落としの動きを止めず、腕を振り上げ、親指と人差し指の間に相手の腕を取る

④相手の後頭部に手を当てて固定し、振り上げた腕の動きのまま相手を投げる

という動きですね。

特に④ですが、全ての回転投げで、この体勢になった場合、柔術では相手の顔面に膝での蹴り当てを使います。

蹴り当てに限らず、④は相手を死に体にしているので、色々な技に移れますので、そういう変化を身に付ける稽古にも使える技ですよ。